映画同好会

 

 町田稲門名画座 上映会

次回開催 ; 9月22日(月)14:00開始予定

上映作品 ;「東京物語」日本 1953年 本篇135分

     監督:小津安二郎(麦秋、晩春 他)

     出演:原節子、笠智衆、東山千栄子、杉村春子、山村聰、香川京子 他

     受賞::英国映画協会「Sight and Sound」誌、"The Greatest Film of All Time(2012)” 第1位

 
月9月は小津安二郎の代表作のひとつ「東京物語」をご一緒したいと思います。
「東京物語」は小津映画のひとつの到達点と評価され、世界の第一線映画監督による史上最高の映画100選アンケートで1位に選ばれてもいます(2012)。極めて日本的な”ものの哀れ”を生涯のテーマとした小津は1960年代以降、黒澤、溝口に遅れて世界から「発見」されました。
物語は老いた両親(笠智衆、東山千栄子)が尾道(広島県)から東京の子供たち(山村聰、杉村春子)を遠路訪ねたものの、日々の生活の忙しさにかまけ結果邪険にあしらわれ、戦死した次男の嫁(原節子)だけが親身に寄り添って限られた在京の時間をもてなしていく。両親はある諦観のなか尾道に戻るが、旅なか体調を崩していた母親が上京の重しを下した途端に亡くなる。葬儀で郷里で顔を合わせた子供たちはドライな発言を残しそそくさと東京に。皆が東京に帰った後、ひとり帰りを遅らせ父親を労わる嫁に礼を云い義母の形見の品を預ける父親。ひとり一人が似て非なる日常に戻っていく。
 
決して声高でなく普遍的なテーマを「小津調」に凝集した一本かと。
あなたも稲門名画座で小津を「発見」してみませんか。
一人でも多くの方のご来館をお待ちしています。
 

 年12回、月例で「魔法の二時間」を薄闇のなかご一緒する機会を提供しています。

”町田稲門名画座”ですから、会員の方はもちろん、そうでない方も”お愉しみの共犯者”として

大歓迎でお待ちしています(参加費用は500円/回です)。

Amazonでもシネコンでもない「映画/映像体験」が市民フォーラムに。

開館日時、上映作品は町田稲門会HPでチェックを!

 

 (月例上映会)

開催場所  :町田市民フォーラム3F視聴覚室

開催日時  :毎月を予定、町田稲門会HPでご確認願います

問い合わせ先:石井淳一(S58文学)Email:kogasaka749@outlook.jp